平成28年度(前期) 募金活動



2016年5月24-26日



「緑の募金」


 地球環境保全活動の一環である「緑の募金」を今年も行いました。


ただ、4月14日以降、熊本地震による被害の大きさから、義援金にも協力したい声がありました。

可美中学校(総生徒数373名)での募金活動は、例年、1万円弱の募金が集まります。

企画する際、2種類の募金を同時に展開すると、金額が2分してしまうのではという懸念がありました。

まとまったお金を届けるためには1種類にするべきなのか、もしくは、実施時期をずらすべきか考えました。


しかし、2種類の募金の必要性と、中学生にお金を学校に持ってこさせる期間を少なくしたい配慮から、

同時に、2つの募金活動を実施しました。


「熊本地震義援金」


まずは、募金箱づくりです。福祉委員長が中心になり、3学年分の計6個を作りました。







≪募金活動 第1日目≫ 朝の登校時、福祉委員の呼びかけ














募金活動 第1日目の募金額は、


緑の募金:1,910円

熊本地震義援金:1,782円


でした。このまま進むと、募金目標金額の1万円水準です。


「今日、募金を持ってくるのを忘れてしまったので…」という声も多かったので、

福祉委員長が放送で、「はばたき(予定帳)にその旨書いておくように」と指示を出しました。



≪募金活動 第2日目≫ 朝の登校時の様子






















募金活動 第2日目の募金額は、


緑の募金:5,521円

熊本地震義援金:7,132円


でした。予想金額をはるかに越えました。御協力、ありがとうございました。



朝20分間ほどの募金活動でしたが、いろいろなドラマがありました。     


■その1■

朝一番、ある先生が募金をしてくださいました。福祉委員が御礼を言いました。

しかし、あとで、緑の羽根を渡すことを忘れてしまったことに気づき、職員室まで届けました。

緑の羽根を1本手渡し、御礼を伝え、手渡し忘れたことを謝り、もう1本届けたそうです。

その先生は、大変喜ばれていました。                                



■その2■

募金箱の中を見て、びっくりしました。

お札が3枚入っていました。        

先生からの募金と思いきや、生徒からのものも含まれていました。

金額のみでは測れませんが、意識の高さを知ることができました。



■その3■




1円硬貨入り、500㎖ペットボトルでの寄付です。

日々、意識し、貯めなければ、このような募金はできません。

意識の高さを物語っています。                  


ペットボトルの口から、硬貨を出そうとしたのですが、

残念ながら、なかなか出てきません。           

「ごめんなさい」と心で唱え、開けさせてもらいました。 

この中に入っていた金額は、598円でした。       

写真からも、少々余裕があるので、1円硬貨で600円以上入ることが分かります。

貴重なお金です。人のために大事につかってもらいたいものです。         



≪募金活動 第3日目≫ 最終日の様子

















(掲示後、熊本地震に100円の募金の追加がありました)



募金活動 第3日目の募金額は、

緑の募金:3,379円

熊本地震義援金:7,024円



でした。 その結果、募金総額は次のようなりました。



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緑の募金:10,810円

熊本地震義援金:15,938円


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≪寄託≫ 可美中学校から2種類の募金を託す


① 「緑の募金」10,810円を、浜松市緑化推進本部へ送金させてもらいました。





② 「熊本地震義援金」15,938円を、中日新聞東海本社に届け、寄託させてもらいました。









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≪追記≫


『募金活動で考える場』




例年の募金活動で1万円を目標とする学校で、なぜ約2万7千円の募金が

できたのだろうか。聞き取り調査と書面でのアンケートを実施し、考察してみた。



 募金を企画した側からは、募金の分散が心配であったが、逆に募金額は増え、分析し、

考える場ができた。 一方で、募金側にとっても、1つの募金に参加するか、しないかの、

二者択一の状況から、四者択一の状況がうまれ、考える場がうまれたと考えられる。  


① 2種類の募金はしない   

② 緑の募金のみする     

③ 熊本地震義援金のみする

④ 両方募金する       



①の募金をしなかった層は、「募金は無駄」と考えた生徒、「自分のお金が減るのが

悲しい」と考えた生徒たちがいた。その一方で、募金はしたかったが、部活動の朝練習

の関係で時間的にタイミングが合わなかった生徒が多くいた。また、お金を持参するのを

忘れてしまった生徒たちもいた。                                  


②の緑の募金だけした層の理由は「以前からしている」「習慣」という意見が多かった。

また、「緑の羽根がほしかった」という生徒たちもいた。逆に、緑の募金はしたものの、

羽根は不必要だと言って、募金箱に張り付けていく生徒たちも多かった。        




③の熊本地震義援金だけしたという層の理由は次の通りである。          

・熊本地震の報道で、甚大な被害を知っているから。               

・熊本地震が他人事ではなく、もし自分たちの地で起こったことを考えると。 

・熊本の人たちが普通の生活にはやく戻ってもらいたいから。         
笑顔になってもらいたい。 楽になってもらいたいから。           

・熊本地震の報道が減っても、地元の生活はなお深刻であるから。      

・熊本に親戚がいるから。                              

・こんな時だから、自分たちが一致協力し、募金活動など、できることをする。


④の両方募金をした層の理由は、②と③の理由に加え、次の通りである。    

・片方だけするつもりだったが、平等に募金箱に入れた。           

・2種類の目的に、両方賛同できたから。                     

・福祉委員の呼びかけがあったから。                       

・みんな募金しているので、つられて募金をした 等。              



募金活動をはじめる前の予想をはるかに越えた募金額。 さまざまな要因がよい

相乗効果をうみ、学校全体に、考える場を与えてくれた。 募金活動への募金観は

人それぞれ異なるが、洗練された募金観へと変容していってほしいと願う。    



福祉委員長は、全校生徒に放送で、募金活動の結果報告をし、協力への御礼を言った。

そして最後に、「この募金を通して、人の役に立つ喜びを感じてほしい」と訴え、結んだ。



募金活動を通して、可美中学生の意識は、間違いなくよい方向へ変容していっている。



                                         (福祉委員会担当T)








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