正門を入ってすぐ左手に美しい円錐形をした背の高い杉のような木があります。この木がメタセコイヤです。北浜中学校の中では最も背の高い樹木で、高さはおよそ23mもあり、南校舎よりもはるかに高く,そびえ立っています。

近くによって見上げる。
大変美しい円錐形をしていることがよくわかる。
まるで正門から入ってくる私たちを見下ろしているよう。

夏になるとこのように、1〜2m位の枝に蝉の抜け殻を
よく見つけることができる。また、冬になって葉が落ちると
カラスの巣をいくつも見つけることができる。メタセコイヤの
木はいくつもの命を育んでいる。


冬の姿。夏の葉が生い茂るときには見
にくい枝やカラスの巣などを観察する
ことができる。
地上20m足らずのところにつくられたカ
ラスの巣。毎年繁殖期になるとここで卵
を孵す姿が見られる。


  メタセコイヤは、スギ科に属していて別名「アケボノスギ」とも呼ばれています。「落葉高木」と言ってスギの仲間であるにもかかわらず、冬になると葉が落ちます。また、枝や葉のつきかたをよく観察してみると左右が対になって出ていることにも気づくでしょう。このような枝や葉のつきかたを「対生」と言います。

木漏れ日に光るメタセコイヤの葉。とても美しい。
さわってみると意外にも柔らかい。
メタセコイヤの枝を下から見上げる。枝や葉の
出方が左右対称になっていることがわかる。


  メタセコイヤと言う名前は「meta(後に)」と言う言葉と「Sequoia(セコイヤスギの属名)」を組み合わせてできたものだそうです。
 どうしてこのような名前になったかというと、昔はメタセコイヤは化石しか見つかっておらず、これをセコイヤスギの化石植物と考えていたわけです。しかし、後に化石ではなく生きた状態で発見されたため、セコイヤスギと区別する必要が生じました。「後にセコイヤと区別された」と言うことでメタセコイヤという名前になったそうです。

これがメタセコイヤの種子
直径は2cmくらい。


  さて、このメタセコイヤ、6500万年以上前の中生代白亜紀以降に生息していましたが、新世代第四期になって絶滅したと考えられていました。化石は昭和14年に、香川県の三木茂博士によって発見されました。
  そして昭和20年、中国四川省(磨刀渓)で生き残っていることが判明し、「生きた化石」と世界中で注目されました。1949年の秋には日本へ100本が送られ、それ以降挿し木などによって全国に普及したというわけです。