本校は浜松市北西部に位置し、東は三方原台地、西は浜名湖、南は神久呂・富塚を経て市中心部に通じ、北は姫街道に接する広域な近郊農業地帯にあります。校区は、海や台地の緑など変化に富んだ豊かな環境にあり、浜名湖岸及び低地には古くから集落が開け、米、野菜、茶、ミカンなどを栽培してきました。近年、温室やハウスによる草花園芸が盛んになってきています。かつては水車小屋が点在し、粉ひき、糸つむぎ、綿うち、精油などの産業が発達し、ゆったりとした時間が流れる田舎の風情が見られました。しかし現在は、航空自衛隊浜松基地の騒音に悩まされるなかで、地域は大規模な住宅団地、工業団地の造成などが進み、産業構造は大きな変化を遂げました。こうした中で、通勤・地域開発・観光等による車の往来が激しく、交通量も年ごとに増加し、交通事情は基地の騒音とともに地域の悩みとなっています。

 本校は、昭和34年に地域の二つの中学校の統合によってできました。規模が次第に大きくなり、平成2年には生徒数1062人にまで拡大しました。その後、少子化の影響で生徒数が減少しましたが、校区内の大規模な住宅地の造成や分譲により、ここ数年再び生徒数が増加しています。平成27年度現在は、学級数27、生徒数791人となっています。

 本校区は古くから拓け、地域のまとまりも強いため、保護者をはじめ地域の方々は「子どもたちを健全に育てていきたい」という意識が高く、学校にはたいへん協力的です。このような環境に育った本校の生徒たちは、全般的に素直で優しい面を持っています。

 かつては3世代同居の家庭が多く、学年や世代を超えた豊かな関わりが学校内外でよく見られましたが、次第に核家族化が進み、地域と疎遠になったり、友達との関わりがうまく持てず友達とトラブルを起こしたりすることも見られるようになりました。

 こうした実態をふまえて、学校教育目標を「意欲を持って挑戦し、自己表現できる生徒」とし、豊かな関わりの中で積極的に行動し、他者のために尽くそうとする生徒の育成に向けて保護者・地域と協同し、職員一丸となって日々の教育活動に取り組んでいます。