園の目標

1 キャッチフレーズ 「スクラップ&ビルド」
当たり前としてやっていることを疑い、幼稚園教育要領に照らして、 必要なものと必要でないものを仕分けし、必要で ないものは思い切ってスクラップした上で、必要なものを適正にビルドしていきたい。
2 本園の課題と取組
保護者の公立幼稚園離れに歯止めが掛からない。市内にある幼児教育を行い事業所総数425の内、公立幼稚園数はわずか14%であり、市内5歳児の内、79%が民間の事業所を利用している。また、公立幼稚園児は年々減少し、R4年度の園児数は、H27年度のわずか42%でしかない。本園は、園児数を確保のために、「広い園舎・園庭」「おいしい給食」「広い駐車場」「長時間の預かり保育」を特色して園経営を実施してきたが、R5年度の園児数は、本年度から15名も減少する。
本市は、令和4年6月30日に「浜松市立幼稚園・保育園適正化等検討会」を発足させ、「(仮称)浜松市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針」の内容案の検討に入った。公立幼稚園にとって激動の時代に突入した今だからこそ、公立幼稚園でやるべきことを精査していかねばならない。
本園は、神宮寺川沿いの閑静な新興住宅地の中にありながらも、近くには水田・みかん畑、井伊谷宮・龍潭寺・井伊谷城址などの史跡や商店・引佐図書館等があり、安全に、様々な体験活動を行える環境にある。しかし近年は、情報メディアの発達やコロナ禍のため、人との関わりや体を動かす機会が大幅に減少した結果、自分の気持ちを一方的に言葉や態度で表現する子が多く、人の話を聞かない姿が見られている。さらに、メディアに触れている時間が多くなったことで、親子関係も希薄になり、コミュニケーションをとることが苦手な子も増えている。
そこでR3年度から、「ワクワク」「ドキドキ」と子供が心を動かす新たな体験を保育活動の中に取り入れたり、自分の力を発揮して活動し、多くの人から認められる経験ができる場を意図的につくったりした。また、友達と思いを出し合いながら遊ぶ機会を設定し、思いを言葉に表出する仕方を具体的に知らせる機会を設けたり、絵本の読み聞かせを家庭と連携して行ったりして、聞く力の育成に努めた。
その結果、数多くの体験活動が実施され、園児は豊かな経験を重ねることができた。しかし、経験したことをじっくりと振り返り機会が少なく、園児の自己有用感や聞く力を伸ばすまで至っていない。
3 経営目標
令和2年度からスタートした第3次浜松市教育総合計画後期計画では、人づくりの核としてキャリア教育を据えている。キャリア教育とは、「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な力を育てることを通して、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現させていくための教育」であり、幼児期から大人までの学びのつながりを大切にした教育である。つまり、キャリア教育は、幼児教育から実践していくものであり、園経営の根幹となすものである。
そこで令和5年度は、「キャリア教育で育てたい4つの基礎的・汎用的能力」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」との関連性を明確にし、園教育目標「井の国で 自信をもって たくましく遊ぶ子」を達成するために、重点目標として「工夫して楽しく遊ぶ子」「心豊かな優しい子」「元気いっぱい活動する子」を掲げ、目標達成のために「多様な体験」「言葉を通した関わり」「基本的な生活習慣」をキーワードとして、園経営を行っていく。特に、「多様な体験」「言葉を通した関わり」に関しては、以下の2つ視点から意図的・計画的に教育活動を展開していく。
(1)主に「人間関係形成・社会形成能力」を育成し、「言葉による伝え合い」への興味・関心を高めるために、園児が互いの感想を伝え合ったり、聞き合ったりする振り返りの機会を設定していく。また、図書館訪問や家庭での読み聞かせを通して、絵本に出会う機会を設定していく。
(2)主に「自己理解・自己管理能力」を育成し、「協同性」への興味・関心を高めるために、園児が没頭できる遊びの場や友達と一緒に遊びを作り出せる機会を設定していく。
4 園教育目標・重点目標・めざす子供像
(1)園教育目標 「井の国で 自信をもって たくましく遊ぶ子」 (園児の安全・安心が最優先)
(2)重点目標 「知:工夫して楽しく遊ぶ子」「徳:心豊かな優しい子」「体:元気いっぱいに活動する子」
(3)めざす子供像 (元気に登園・笑顔で降園)
3歳児:大好きな先生がいる・全身で感じ、没頭して遊ぶ・いつでもできる好きな遊びがある
4歳児:気の合う友達がいる・イメージを持ち、なり切って遊ぶ・自分の思いで遊びを続ける・新た
な遊びを見つける
5歳児:グループや学級の友達と心を通わせる・試したり工夫したりして全力で遊ぶ・友達と一緒に遊びを作り出す
当たり前としてやっていることを疑い、幼稚園教育要領に照らして、 必要なものと必要でないものを仕分けし、必要で ないものは思い切ってスクラップした上で、必要なものを適正にビルドしていきたい。
2 本園の課題と取組
保護者の公立幼稚園離れに歯止めが掛からない。市内にある幼児教育を行い事業所総数425の内、公立幼稚園数はわずか14%であり、市内5歳児の内、79%が民間の事業所を利用している。また、公立幼稚園児は年々減少し、R4年度の園児数は、H27年度のわずか42%でしかない。本園は、園児数を確保のために、「広い園舎・園庭」「おいしい給食」「広い駐車場」「長時間の預かり保育」を特色して園経営を実施してきたが、R5年度の園児数は、本年度から15名も減少する。
本市は、令和4年6月30日に「浜松市立幼稚園・保育園適正化等検討会」を発足させ、「(仮称)浜松市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針」の内容案の検討に入った。公立幼稚園にとって激動の時代に突入した今だからこそ、公立幼稚園でやるべきことを精査していかねばならない。
本園は、神宮寺川沿いの閑静な新興住宅地の中にありながらも、近くには水田・みかん畑、井伊谷宮・龍潭寺・井伊谷城址などの史跡や商店・引佐図書館等があり、安全に、様々な体験活動を行える環境にある。しかし近年は、情報メディアの発達やコロナ禍のため、人との関わりや体を動かす機会が大幅に減少した結果、自分の気持ちを一方的に言葉や態度で表現する子が多く、人の話を聞かない姿が見られている。さらに、メディアに触れている時間が多くなったことで、親子関係も希薄になり、コミュニケーションをとることが苦手な子も増えている。
そこでR3年度から、「ワクワク」「ドキドキ」と子供が心を動かす新たな体験を保育活動の中に取り入れたり、自分の力を発揮して活動し、多くの人から認められる経験ができる場を意図的につくったりした。また、友達と思いを出し合いながら遊ぶ機会を設定し、思いを言葉に表出する仕方を具体的に知らせる機会を設けたり、絵本の読み聞かせを家庭と連携して行ったりして、聞く力の育成に努めた。
その結果、数多くの体験活動が実施され、園児は豊かな経験を重ねることができた。しかし、経験したことをじっくりと振り返り機会が少なく、園児の自己有用感や聞く力を伸ばすまで至っていない。
3 経営目標
令和2年度からスタートした第3次浜松市教育総合計画後期計画では、人づくりの核としてキャリア教育を据えている。キャリア教育とは、「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な力を育てることを通して、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現させていくための教育」であり、幼児期から大人までの学びのつながりを大切にした教育である。つまり、キャリア教育は、幼児教育から実践していくものであり、園経営の根幹となすものである。
そこで令和5年度は、「キャリア教育で育てたい4つの基礎的・汎用的能力」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」との関連性を明確にし、園教育目標「井の国で 自信をもって たくましく遊ぶ子」を達成するために、重点目標として「工夫して楽しく遊ぶ子」「心豊かな優しい子」「元気いっぱい活動する子」を掲げ、目標達成のために「多様な体験」「言葉を通した関わり」「基本的な生活習慣」をキーワードとして、園経営を行っていく。特に、「多様な体験」「言葉を通した関わり」に関しては、以下の2つ視点から意図的・計画的に教育活動を展開していく。
(1)主に「人間関係形成・社会形成能力」を育成し、「言葉による伝え合い」への興味・関心を高めるために、園児が互いの感想を伝え合ったり、聞き合ったりする振り返りの機会を設定していく。また、図書館訪問や家庭での読み聞かせを通して、絵本に出会う機会を設定していく。
(2)主に「自己理解・自己管理能力」を育成し、「協同性」への興味・関心を高めるために、園児が没頭できる遊びの場や友達と一緒に遊びを作り出せる機会を設定していく。
4 園教育目標・重点目標・めざす子供像
(1)園教育目標 「井の国で 自信をもって たくましく遊ぶ子」 (園児の安全・安心が最優先)
(2)重点目標 「知:工夫して楽しく遊ぶ子」「徳:心豊かな優しい子」「体:元気いっぱいに活動する子」
(3)めざす子供像 (元気に登園・笑顔で降園)
3歳児:大好きな先生がいる・全身で感じ、没頭して遊ぶ・いつでもできる好きな遊びがある
4歳児:気の合う友達がいる・イメージを持ち、なり切って遊ぶ・自分の思いで遊びを続ける・新た
な遊びを見つける
5歳児:グループや学級の友達と心を通わせる・試したり工夫したりして全力で遊ぶ・友達と一緒に遊びを作り出す